個人的にはゲスト声優として登場している竹中直人さんの演技が非常に光っている作品だと感じさせられました。竹中さんがもともと持っておられる魅力もしっかり反映されたゲストキャラクターの造形は、いい意味で非常に親近感を覚えます。そのうえで、そのキャラクター造形もしっかり活かされた物語は何度見ても飽きません。個人的にはワンピースの世界観が非常に生きた映画なのではないかと感じています。ルフィたちが訪れる島にいる生物たちを見ていてそれを強く感じました。この世界のどこかにありそうでない夢のような島。そして、その島に存在している表と裏の顔。この映画はそれをうまく描いているのではないかと思います。そのような点も非常に魅力的な映画なのではないかと感じています。20代男性
この作品はワンピースをあまり知らなかった方も数多く見られた作品の一つだったと思います。超大人気漫画ワンピースも当時は今ほど絶大な人気ではなかったと記憶しています。この作品をきっかけにワンピースファン、おだっちファンになられた方が急増したと思います。この作品は航海士として稀有な才能を持つ麦わら海賊団のメンバー、ナミに金獅子海賊団船長であるシキが惚れ込んでしまい、誘拐、さらに並の故郷であるイーストブルーを襲撃しようとする話です。この作品では圧倒的な力を誇る式に対して麦わらの一味全員で何度も立ち向かう仲間を思い、助けようとする一味の絆が最も強く感じられる映画の一つです。さらに金獅子海賊団の宴会場に乗り込むシーンに惚れ惚れしてしまうワンピースファンの方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。また金獅子のシキは映画だけのキャラクターではなく本編でも少し登場するワンピース映画では稀な存在となっています。これから映画のみならず本編も読んでいこうという方は必ず見ておくべき作品と言えるでしょう。10代男性
今作は笑いよりも感動が際立っていたようでした。敵に拉致されてしまったナミを助けるために麦わらの一味が一つになるところに心が熱くなります。これまでに公開されたワンピースの映画では一番泣ける作品でした。ナミが仲間たちを拒絶してしまうシーンには胸がチクチクと痛みましたが、後に彼女が本当に思っていることを知った仲間たちが彼女を助けに行くシーンには涙しました。作中のナミが仲間たちに向けたメッセージ「絶対助けに来て」には心が震えました。ナミの仲間たちへの思い、彼らの彼女への思いには誰もが心を打たれるでしょう。麦わらの一味はあたたかくて素敵だなと感じさせられる作品でした。ちょっと寂しい時に観ると、どこか励まされる気がします。観る人を勇気づけてくれると思います。30代女性
ワンピース映画の中でも、本作ストーリーと関連する作品で、作品中での重要人物ゴールド・ロジャーとかつて覇権を争った伝説の海賊「金獅子のシキ」と麦わらの一味が繰り広げる物語です。敵キャラクターは伝説の海賊と言われるだけあり、全盛期を過ぎてなお圧倒的な力を誇っており、ルフィーたちがどう立ち向かうのかハラハラする展開が多く、常に楽しませる作品だと思います。今までの映画と違い、漫画で名前だけ出てきたキャラクターの詳細や、本作に繋がる展開、本作登場キャラクターの登場とシキとの関係性などが垣間見えながら物語が進むため、原作ファンだからこそ楽しめる作品ではないかと思います。強敵を前にして、進化するルフィーをお見逃しなく。20代男性
2回観ました。というより、2回観ないとちょっと理解不能かもしれません。というのも、映画館で観た人限定で配られる特典「0巻」の存在が大きいから。ワンピース、好きではありましたが、そこまで深く読み込んだことがなく、キャラクターの背景を詳しく知ってはいませんでした。(もちろんるルフィやナミ、サンジなどの主要キャラは出会いなどから知っていましたが。)そこに「金獅子のシキ」が加わったことで、TVアニメでは放映されていない奥深いストーリーになっているのです。このシキについて描かれている「0巻」はいわば「ワンピース フィルム ストロング ワールド」を読み解く上でのバイブル。これを読む前と呼んだ後では映画の入り込み方が全然変わってきます。というわけで、2回観ることになりました。そういう人、多いのではないでしょうか。だから興行収入もすごかったんじゃないかな~と思っています。40代女性
かつて海賊王となったゴールドロジャーの時代から活躍していた金獅子のシキが登場したことに興奮しました。金獅子のシキという強敵に囚われた仲間を助けに行くという王道のストーリーも良かったと思います。戦闘シーンの描写も迫力があり、声優さんの演技も素晴らしいと感じました。特にシキ役を演じた竹中直人さんの演技はまさに強敵という印象で、主人公のルフィが立ち向かっていく姿がより強調されていて作品に見入ってしまう要因の一つだったと感じます。また、麦わら海賊団一味がスーツ姿でビシッと決めているところも映画ならではの新鮮さを感じました。原作やアニメではなかなか見れないコスチューム、そして仲間のために強敵にも真っ直ぐに立ち向かうというワンピースの良さを見ることができたので、その点に関してとても満足しています。20代男性
劇場版で、初めて尾田栄一郎さんが担当されただけあって、本当に面白かったです。まず、竹中直人さんの声がシキにぴったりではまっていました。過去の海賊時代の伝説級の強さを誇る一方で、少しおちゃらけたキャラクターは竹中さんをそのままな感じでした。ルフィ・ゾロ・サンジ・ウソップの4人で挑んで、一度負けさせるところもなかなかよい演出で、そこからリベンジをすべく、全員集合で正装で入ってくるあのシーンは本当にかっこよくてしびれる登場でした。最後にナミのメッセージを結末に持ってくるのも感動的で、あの2時間ほどの中でよくここまで盛り上がる展開に仕上げられるなと感心しました。この映画が始まる前に、特典で0巻がつくられましたが、これも物語をより面白くしていて、ワンピース映画の中で一番の作品でした。30代男性
麦わらの一味の能天気な一面から始まり、ワンピーズの魅力である仲間を想う熱い気持ちが描かれており、緩急の素晴らしい作品です。簡単に敵に勝てるわけではなく、一度敗れるところもどのように展開していくのだろうとわくわくして見ることができました。ナミが伝言ダイヤルに残したセリフは、仲間を信じているからこそで感動しました。メッセージには気付かなかったけれど、なんの迷いもなく助けにいくルフィーはとてもかっこいいです。ルフィーとシキの攻防は激しく、手に汗を握りました。また、麦わらの一味の全員で正装で敵のアジトへ乗り込み、銃を撃つシーンは迫力満点であり、全員が服装を含めてとてもかっこよくお気に入りのシーンです。シキとその仲間たちのコメディ要素も強く、あんなに強いシキがスカーレット隊長を「お母さん!!?」といってDr.インディゴにつっこまれているシーンは思わず吹き出してしましました。20代女性
まず第一に、今作品における麦わらの一味の敵である金獅子のシキが、かつてゴールドロジャーのライバルだったというキャラの濃さにワクワクしました。そんな強敵相手に、波を助け出すためにルフィ達が立ち向かうシーンはかっこよく、感動しました。特に、シキのアジトにルフィ達が乗り込むシーンは、貫禄があり、見ごたえがありました。普段の格好とは違く、黒服を身にまとった麦わらの一味は迫力がありました。また、攫われたナミが、シキにルフィ達を見逃してもらうために助けを拒否したシーンは、仲間想いのナミに胸が熱くなりました。シキとルフィの戦闘シーンは非常にスケールが大きく、ワンピースファンにはたまりませんでした。戦闘シーンでアツくなる、素晴らしい作品でした。20代男性
製作総指揮が尾田先生ということて期待を裏切らない壮大で迫力のあるストーリーでとてもワクワクして楽しめる作品でした。大海賊である金獅子のシキは圧倒的な実力でルフィ達がその相手に立ち向かっていく姿が魅力的で作品に引き込まれるし、ONE PIECE本編になっても良いんじゃないかと思うような最高のストーリーでした。特に好きなシーンは金獅子のシキ達が決起集会している所に麦わらの一味が乗り込んでいくところで、この時一味がスーツだったり正装をしているところがめちゃくちゃかっこ良かったです。笑えるところもあるし仲間との友情に泣けるところもあるし戦闘シーンは迫力あるし、見所盛りだくさんの作品で、今までのONE PIECE映画のなかで一番好きな作品です。20代女性
TVアニメをまとめて映画にした作品を除けばワンピースの作品の中で一番本編に関わった作品でしょ。一般的に映画で出てきたキャラが本編に出ることはまずない、しかしこの作品は敵ボスの金獅子のシキが映画が始まる前はともかく、終わった後にも名前が出てきている、ちゃんと忘れない当たり尾田先生さすがです。ここまで数を重ねた作品だと、予告CMがバカみたいにやっていた、そのおかげがあってかワンピース映画興行収入第三位に入っている。ちなみに一位はZ、二位はGOLDです。よくアニメ映画でちゃんとした声優を起用せず、有名俳優や女優を起用されることがよく否定的に言及されている、この作品も竹中直人さんが起用されているが、正直この人に関しては許されてもいい気がする、というかもう声優という肩書きがちゃんとして見える。20代男性
初めて尾田栄一郎先生が製作総指揮をつとめた作品なだけあって、これまでのワンピース映画とは一線を画した作品でした。今までの作品も普通に面白いのですが、いまひとつワンピースの世界観を再現しきれていないというか…。しかし、本作ではそのイメージを覆してくれました。ギャグも尾田節が炸裂という感じ。やっぱり、サンジが女性と対面した時のぶっとんだキャラは、尾田先生でないと最大限まで引き出せないんだなと、改めて痛感しました。そして、本作の最大の見所はもちろんアクション!と言いたいところですが、個人的にはナミの正統派ヒロインぶりだと思っています。いつもはナミのゲンキンな性格にばかり目がいきがちですが(それはそれで彼女の魅力なのですが…)、今回は彼女が滅多に見せない秘められた魅力にもスポットが当てられています。もちろん、アクションシーンも文句なしに格好よく、映画の大スクリーンで見て大正解でした。冒険!友情!勝利!の三拍子そろった、まさにワンピース映画の傑作だと思います。30代女性