アクシズを地球に落とすために動いていたネオ・ジオンが最後はアムロと一緒になって、アクシズを宇宙に戻そうとしたシーンが印象的です。ジェガン、ギラドーガが一緒になって協力するのは、最初で最後の機会だと思います。やはり地球は母なる惑星だと思う反面、魂が重力に縛られていることも痛感しました。ジェガン、ギラドーガがオーバーロードして爆発するが、最終的にニューガンダムに搭載されているサイコフレームの力でアクシズが緑色の光に包まれて宇宙に戻るシーンは感動しました。最終的にこの戦いでシャアは負けたが、アムロ共々消息不明になっている。この消息不明はファンにとっていろいろな想像を掻き立てられる。逆にここからユニコーンガンダムの話にもつながりますが。この逆襲のシャアによって、サイコフレームの話があり新しいガンダムにつながるので、とてもいい作品です。
30代男性
今までと違ったシャアが見れて良かったですね。これまでのシャアは活躍をしていたとはいえ、一組織の一員としてでした。しかし今回は自ら創り上げた組織のトップとして活動していました。その為、アムロのようにモビルスーツに乗って戦うだけでなく政治的な判断も下さなければならないというのが印象的でした。実際アムロにその辺りの事を吐いていましたし、相当な激務だったんでしょうね。あとは女性関係でしょうか。周りにいてる美女や美少女より、ララァの影を追いかけているのはなんともロマンティックでした。ただ周囲にはこれが受け入れられていなさそうで、ちょっと残念でしたけど。後はラストのシャアvsアムロの戦いも良かった。初代ガンダムからの因縁の対決ですからね。どちらもサザビーとνガンダムという最新モビルスーツに乗って戦うのは迫力満点。シャアvsアムロのラストバトルに相応しい戦いで満足出来ました。
40代男性
機動戦士ガンダムシリーズとしては初めてのオリジナルストーリーの劇場版の物語で富野由悠季さんが脚本から監督までをつとめた作品でした。物語の内容も重厚でとても奥深い物になっていて完全に大人向けの内容となっていました。アムロとシャアの最終決戦を描いた今作はある意味でファーストガンダムから続いたガンダムという物語の一区切り的な意味合いを持つ物語となっていてラストの二人の所在が曖昧なところが賛否が分かれるところではありますが、自分はあの内容で良かったと思います。ただ一つ残念なのはこの映画のストーリーが書き直されていて本来、富野監督が思い描いていて物語とならなかったのが唯一、不満な部分です。後に書き直す前のストーリーが小説として出てきましたが、そちらの方がやはり内容が良かったです。
30代男性
宇宙世紀の流れを汲む作品です。流れとしては初代→Z→ZZ→逆襲のシャアとなり、このあとにユニコーンと繋がっていきます。そのため、継続してみているファンにはすぐに理解できる部や登場すらキャラクターに見覚えや親近感があるかとは思いますが、初めてガンダムを見る人には??という部分が多いと思います。ストーリーは初代ガンダムの主人公だったアムロが再び主人公になり、同じく初代ガンダムで主人公のライバルだったシャアとの因縁を描くもの。ライバルだったシャアはネオ・ジオンという独立国家を名乗り総帥となっています。ガンダムシリーズではよくある人間関係のリアルや設定の細さなどは良く描かれており、深く知ればより魅力的に見えることは間違いありません。私は他の作品を見てきた世代なので今見ても十分に楽しめますし、初めて見た時も楽しめましたが世代があたらない人にはどうだか……。事前にほかの作品を見るか、この作品を見終わったあとに興味を持ってもらいシリーズの知識を入れてからもう一度見るなりしてほしいと思う作品です。
30代男性
ネオ・ジオンのシャアも格好良いですが、個人的にはナナイが好きでした。それは声優が榊原良子さんが演じているからです。榊原良子さんと言えば、ガンダムシリーズではハマーンが有名ですが、ハマーンはZZガンダムの時に死んでしまったこともあり逆襲のシャアでは登場しません。ただしナナイがハマーンを演じた榊原良子さんだったこともあり、個人的には嬉しくなりました。終盤、シャアがアムロとともに大気圏の摩擦熱によって消滅しそうな時に、ナナイがシャアが大気圏の摩擦熱によって消滅したと思われる瞬間に号泣するシーンには泣けました。実際にはアムロもシャアも消滅するシーンはないので実際に本当に消滅したかどうかは分かりませんが、ナナイがシャアがこの世から消えてしまったことを感じ取るシーンは今でも目に浮かびます。このシーンを観るとシャアは本当に消滅してしまったのかと思ってしまうのでさらに泣けてきます。
40代男性
1988年の公開当時にリアルタイムでこの映画を見ました。当時はまだ中学生位で物語のストーリよりも、モビルスーツどうしの戦闘シーンがカッコよく見えて心が躍ったのを覚えています。その後、何度もこの映画を見る機会がありましたが、不思議とこの映画は見るたびに違う印象を与えてくれました。大人になってからこの映画を改めてみると、モビルスーツの戦闘よりも、人間同士の信念と信念の戦いだなと感じます。アムロとシャアはそれぞれの信念に基づいて行動していて、私にはそのどちらの考えも正しく見えました。このような、正しい意見の対立によって争うことは社会に出て働き始めると感じることが良くありますが、その時自分はどちらの意見を支持するか悩むことはよくあります。この映画はそのような正しい意見同士の対立について悩んでいる大人にこそ見てもらいたいと思います。
40代男性
やはりガンダムと言えばアムロVSシャアだと思いました。機動戦士Ζガンダムの時は味方という立場でしたが、この2人の関係はライバルという形の方がしっくりきます。後、宇宙世紀で絶対に欠かせない人物のブライトさん、どのシリーズもコンスタントに出るあたり人気のキャラクターで私もファンの1人です。やはり艦長はブライトさんが断然カッコいいです。今回はロンドベルVSネオジオンと形で脇役キャラもロンドベル側にチェーン・アギ、ケーラ・スゥ、ハサウェイがおりネオジオン側にはレズン・シュナイダー、ギュネイ・ガス、クェスという布陣でいいメンバーの戦いでした。この映画のメインにあるアクシズ落とし阻止の皆の協力は感動しました。最後にちょっとだけララァが出る所が結局この2人の関係性は天国に行っても続くのかと思いました。
40代男性
ガンダムシリーズ決死の作品であり、未だに人気のシリーズであります。逆襲のシャアで描かれるシャアの行動を理解するのには難解であり首尾一貫していない言動があったりするところも大いなる考察が必要なのだと思います。特に個人的な行動と政治的な行動をとることが端々に見受けられ、崇高な理念の実現を目指して地球の人々を全員宇宙に上げるといったような前時代的な地球に固執する人々に対して、理想郷を持とうとしたというのが、自分の中で持ち続けた政治的人物であり、宇宙に住む人々こそが社会的に進化したニュータイプの人類だと言ったような点が多く見受けられストーリーは展開するのです。しかしシャアは実際に隕石が地球に落とし地球に人ができなくするといったようなことからもわかるように、個人的な強引な行動により未だに地球に固執する人間に対して全滅させたいと言ったような地球の方から見れば全くの悪という存在として描かれているというところが面白いのだと思います。もちろん地球の地球連邦政府という目線からも描かれているので、面白い映画なのではないでしょうか。悲しいかなこれ戦争なのよね。
40代男性
ガンダムシリーズの一区切りというべき作品で、シャア・アズナブルとアムロ・レイの最終決戦を描いているのですが、モビルスーツが敵味方とに非常に強力なものとなっており、アクションが息をつかせないものとなっています。また、デザイン的に使ったファンネルという武器の残りがわかる仕様になっているところが興味深いものとなっています。どちらかと言うと新キャラクターが多く登場しますがアムロやシャアのキャラクターに埋もれず活躍している印象があるのもいいところです。ラストシーンでアムロの行動に敵兵士も協力するシーンがありますが、ここでアムロを撃たず協力するというアイデアは作品をよりダイナミックなものにしたアイデアだと思いました。
40代男性
もう30年以上も前の作品なのに、いまだにあれは何だったのだろうかと考えこませる作品です。それはおそらく鑑賞した人の多くが思ったことでしょうが、結局アムロとシャアがどうなったのかということと、シャアのララアに対する思いの2つです。特に後者については、ララアとの出会いから離別の中でそう思ったのか、彼女を失った後にそうだったと気づいたのか、そういった点の解答になるものが見当たりませんでした。最近作のオリジンで二人の出会いのシーンがありましたが、そこで何らかの答えにつながる要素があるのかと繰り返し見てしまった程です。オリジンと逆シャアとを同一線上のものとして捉えることが適切かどうかわからないと思っているものの、それほどに逆シャアは私たちに考察を促す作品になったと思います。答えを提示しなかったことは敵味方どちらにも義や善悪があるガンダムらしさだと捉えています。
50代男性
まずはモビルスーツがかっこいい!サザビー、νガンダムの戦闘シーンが「これぞニュータイプ」と言わんばかりの大迫力です。フィンファンネルが優秀すぎて、アムロが圧倒的に押しているように見えるが、アムロすら使いこなせていないと思えるシーンもある。シャアの「人類を粛清してやる!」感が大爆発している作品で、モビルスーツでの戦闘だけでなく、コロニー内部で2人が突然出会い、話を交わすシーンも好きです。冷静さを保ちながら火花を散らしている会話の場面も見応えがあります。νガンダムは伊達じゃない!・・・明言すぎる・・・そのアムロの強い意志に引っ張られるように集まってくるモビルスーツ。最後は押し返し、めでたしめでたし。ってことも無く、終盤のハサウェイの狂気はなんとも言えないです。気持ちは分かるけど、う~ん。と何度見ても気持ち悪い場面です。閃光のハサウェイという続編の小説があります。逆シャ-のあとに読んでほしいです。
30代男性
ガンダムを語る上で欠かすことのできない、そして作品を代表する2大キャラクターの対決。「アムロ」と「シャア」。両者の「想い」は時代によって違った印象を与えてくれることから、観る者の成長とともに味わいを増す作品と言えるでしょう。ガンダムシリーズ中でもトップの人気を誇るモビルスーツ「ニューガンダム」と「サザビー」、「ギラドーガ」に「ヤクトドーガ」、そして「αアジール」などの名機の活躍も見逃せない点です。「2時間・映画」という、非常に限られた条件下でありながら、様々な人間関係が交錯し、展開、終結していく様を描き切った製作陣には感服させられます。また、三枝成彰氏による重厚でスケール感あるBGM群や、TMNETWORKの挿入歌もぴったりと作品に寄り添っており、ここぞという場面を一層盛り上げてくれます。じっくり煮込んだシチューが如く、ガンダムシリーズの魅力をこれでもかと凝縮させた作品です。
30代男性
『逆襲のシャア』は、アムロとシャアの直接対決のフィナーレになっており、特にシャアの名言が心に深く刻まれる作品だと絶賛してます。アムロとシャアは一年戦争の頃から良い距離感で対立しており、Zガンダムで一度は共闘したものの、ここでまた対峙することになります。この作品で一番好きなのは、シャアの言葉や想いの数々です。「地球に住む人類は自分たちのことしか考えていない」し、「地球を食い尽くして」います。それは今のリアルな地球の話も同じで、みんな人間は自分の事・国のことしか考えていません。「地球がもたん時が来ているのだ」という名言も、リアルに世界規模で問題が起こる度に思い出す言葉です。また、なかなか見られないアムロとシャアの殴り合いのシーンも見もので、そこでもシャアが慕われている理由が強くわかります。ガンダムシリーズの中で一番、逆シャアが好きです。
30代男性
モビルスーツの中ではニューガンダムが一番好きです。アムロの乗るニューガンダムのフィンファンネルは、今でも好きです。それとシャアが乗るサザビーも好きなモビルスーツです。シャアは、Zガンダムで最後クワトロ・バジーナの生死が明らかにされなかったので当時は死んでしまったのかと思っていましたが、実は生きていて今度はシャア総帥として再び逆襲のシャアとして再登場してくるので、これを知った時には嬉しかったです。また再びファーストガンダムと同様にアムロと対決をすることになりますが、最後がよく分からなかったです。結局、アムロとシャアは死んでしまったのかどうかはっきりとは描かれていないので生死は結局のところ分かりません。それは観る側がどう解釈するかに委ねられていると思っています。個人的には生きていて欲しいです。
40代男性